韓国で130万部を突破し社会現象だと呼ばれるほど話題になった
チョ・ナムジュ作家の小説「82年生まれ、キム・ジヨン」

2018年に出た日本語訳も21万部のベストセラーになり
SNSを通じて一気に話題になりました。
本を読んだ時に感じた事と、映像を観た感想は、やはり違いますね。
小説は作者が2015年に書かれたそうです。映画では、時代の背景もあり
書き加えたものなのだろうと感じました。

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本を読んた時に書いたblogです。
http://guwaguwa.com/archives/52274330.html

すべての男性諸君に見て欲しい・・・と思います。
しかし・・・観たところで変わらないんだろうな、と、虚しい気持ちにさえなります。
そして、これを見た若い世代が、結婚に対する面倒くささを抱いてほしくないとも
思いました。





「男は外で働き、女は家のことをする」
「結婚して子どもを産むのが女の幸せだ」

話の舞台は韓国であっても、男性が優位な状況は日本も何ひとつ変わりないと思います。
ジェンダーギャップ(男女格差)の大きさを国別に順位付けした世界経済フォーラムで
日本は153カ国中121位(2019年)
韓国が108位。
最低な事に主要7カ国(G7)で最下位なんです。

あり得ないでしょ?・・・ でもこれが日本の現実なんです。

多様化が推進される国際社会において日本は取り残されているそんな気がします。

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「ジヨン、あなたがやりたいこと全部やって」 

そう書かれたポスター。
映画の中のジヨンには、希望が見えました。


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特にジヨンの母ミスクを演じたキム・ミギョンさんの演技が心にグッと突き刺さり
途中、涙が止まらなくて…大変でした。

ジヨンを思う母、そんな母こそが自分の夢を捨て家族のために働いてきたのだと言う事。
だからこそ、ジヨンが別人になる事で自分の奥底にある心の叫びを出すことができない
その居たたまれない状況を理解し、息子ばかりを溺愛する夫に怒りをぶつけるのでした。


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そして、何より頼りない夫だと思っていた小説の中のデヒョン(ジヨンの夫)
映画の中でデヒョンを演じたのは、コン・ユさん。
私の希望は、夫のデヒョンをコン・ユさんが演じたことかもしれません。
それは、この映画を観た独身の女性たちに「結婚」を恐れて欲しくないからです。

ジヨンのことを心配するデヒョンの繊細な表情や困惑する感情表現は素晴らしく
コン・ユさんらしさがとてもよく出ていました。

「結婚」は二人がお互いを思いやり、向き合って生きていくのではなく
同じ方向に向かって進んでいく事・・・だと思っています。

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ジヨンを演じたチョン・ユミさん。
私が思い描いていたジヨンにとても近かった。

ジヨンを心配した弟が、父親に「姉ちゃんの好きな物は何?」と尋ね
父は「アンパン」と答えます。アンパンをもって姉ジヨンの元を訪れますが、
アンパンは好きじゃないと・・・アンパンを好きなのはあなたじゃないと言われ
ようやく、弟も”自分だけだった”のかと感じます。
この場面、弟がいる私も同じ体験をした経験があります。

ジヨンは、もしかしたら私、そして、あなたかもしれません。


是非、映画館でご覧ください。

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ふと思い浮かぶ事は、子育て中、私が救われたのはblogのおかげかなと思いました。
言葉にできない事、言いたいこと、隠しておきたいこと、ちょっと恥ずかしいことも
このblogに書いていたなぁ〜と・・・ ではまた〜〜