
号泣きした「火の鳥」の最終回
いろいろな感情を見せてくれた
故イ・ウンジュさん・・・
本当に素敵な女優さんでした。
悲劇的な最後を迎えるのだろう・・・
このドラマの最終回には
深い愛情の終着点を感じる事ができました。
後半は、セフンとジウンを苦しめる
ミランの傲慢な態度と卑怯な復讐に
胸が苦しくなります。
真っ直ぐな直線を猛スピードで走って・・・
このスピードではカーブを曲がりきれなく
なってしまった・・・愚かな車の様に。
精神病の振りをしながら、
彼女自身のコントロールを失っていくミラン
セフンの気持ちを戻したかっただけなのに・・・
彼女はもう、止められなくなってしまいました。
ジウンとセフンを憎み、そして二人に向けて銃を構える
ミランの切迫した心に隙間は存在しませんでした。
ミランが撃った銃はジウンの腕に当たります。
疲れ果てたミラン・・・・・
彼女が最後に下した決断は、余りにも残酷な復讐
しかし、ジウンとセフンはお互いに苦しみながらも
「敵を愛する心」を胸に刻んでいきます。
愛し合っていても結ばれない二人・・・
お互いに「あの頃は幸せだったんだ…」と思いながら
ミランのお墓参りで会う二人が食事をするシーンがあります。
セフンのお箸を左に置き換え
好物のお魚を「食べて、好物でしょ…」と差し出すジウン。
「まるで女房みたいだ」とつぶやくセフンに
「昔はあなたの妻だったのよ」と言うジウン。
「昔は・・・そうだったな」
穏やかなジウンの顔にセフンは何を感じたのでしょう?
涙を堪えながら、食べるセフンの気持ちを思うと
愚かだった自分自身を責めながら、つかみ切れなかった、
ただ一つの幸せを前に胸が張り裂けそうな気持ちになったのでしょう。
『こんなにも・・・愛している』と
「あの頃に戻れるならー
歳を重ねるあなたを見て、白髪を抜いてあげたりしてー
一緒に歳をとりたい・・・愛しているから」
きっと、この言葉が一番、聞きたかったのでしょうね。
素直なこの言葉が・・・
二人は、別れて行きます。
来世での出会いを誓いながら・・・
そして、3年後
そばにいるただ、それだけでいい・・・
遠回りをした二人に幸せは訪れるのでしょうか?
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